Diary



March 31, 2005 =Thu=

年金の申請のため、戸籍謄本を取りに中央区役所へ行く。本籍地は日本橋茅場町なので、これまでは地下鉄の水天宮前で降りて、蛎殻町の日本橋特別出張所へ行っていたが、今の勤務先からなら中央区役所の方が近いと聞いた。言ってみると本当に歩いて10分くらいで行ける。三吉橋という橋を渡ったところにあるが、この橋は昔は川に架かっていたのだろうが、今は高速道路を跨ぐ橋になっている。受付へ行くと、日本橋出張所から取り寄せるので20分くらいかかりますとのこと。実際には30分ほど待たされたが、「取り寄せる」というのはどういう意味なのだろうか。まさか物理的に蛎殻町から運搬してくるわけではないとは思うが、電子データとして取り寄せるのならそんなに時間はかからないはずだ。年金に使うといったら、普通だと450円の手数料が無料になった。勤め先から近いのに、この中央区役所のあたりには初めて来た。まわりは何か味気のない地域だ。日本橋出張所の周囲は古い家並みや商店が多く、ずっと味わいがある。

明日からは後任者が来るので、引継ぎで忙しくなりそうだ。


March 30, 2005 =Wed=

来月で会社を辞めることを部内で発表。後任は明後日、メインバンクの三井住友銀行から転籍含みの出向で来る。一部に動揺もあったが、何とか落ち着きそう。前の会社の先輩で、今の会社に7年前から指南役で来ていた人も6月一杯で辞めることになっているうえ、メインバンクからは去年の11月から総務人事部長も出向できているので、中には「三菱から三井住友に変るのか」という見方も出ているが、それは偶然というもの。

ワールドカップアジア最終予選の日本vsバーレーンの試合をテレビ観戦。日本が圧倒的に押しているがなかなか点がとれない。後半、バーレーン側のオウンゴールで日本に1点が入り、これが決勝点になる。オウンゴールを入れたのはバーレーン側の司令塔の選手。直後に泣いていたそうだ。バーレーンという国、20年ほど前に2回ほど行ったことがある。奄美大島くらいの大きさの島国で、車で一時間も走れば端から端まで行けてしまう。中東で初めて石油が産出されたところで、石油収入により近代的な街並みを誇っている。私が行ったのは、対岸のサウジアラビアのアルコバルとの間に橋がかけられる直前だったが、宗教的戒律が緩やかで、中東では珍しく酒が自由に飲めるため、橋ができてからはサウジの金持ちたちがバーレーンに来ては酒を飲んでいると聞く。あまり美味しくはないものの、立派な日本料理屋もあった。


March 29, 2005 =Tue=

今の会社を、早ければ来月一杯で辞めることになったこともあり、新宿西口の年金相談センターに行って、収入がなくなった場合の年金額を調べた。三井住友銀行新宿西口支店の入ったビルの8階。早朝に行かないと混んでいるだろうと9時前に入るが、我々より前にいるのは一人だけ。番号札を取って待つも、その後に来たのは一人だけ。係りの人は、午後からは混んでくると言っていたが、やはり社会保険庁の無駄遣いの一つなのだろうか、新宿駅前の一等地にありながら、「相談」に訪れる人は少ないらしい。去年、前の会社が「代行返上」をやって、年金の手取額がだいぶ少なくなったが、収入があるとこれは国の年金からは支給されないらしい。その後、銀行によって会社の仕事を済ませ、クリニックへ回って、いつものコレステロール抑制の薬をもらう。


March 27, 2005 =Sun=

今日もスポーツジムへ行った後、新宿警察から青梅街道筋向いの居酒屋「土風炉」で夕食。泡盛と芋焼酎をロックで一杯ずつ。夜道を歩いてもだいぶ暖かくなってきた。町田にいた頃は、こうして近所を歩くと、今の季節だと家々の庭から花の香りが漂ってきたものだが、このあたりはほとんど緑がなく、ましてや花の香りなどどこからも感じられない。便利なのはいいのだが、やはり季節を感じさせる自然がないのは寂しい。

フジテレビvsライブドアの争いに、ついにソフトバンクが乗り出してきた。ホリエモンというキャラ、真っ先に問題提起して自ら行動に移すのだが、最後には第三者に漁夫の利をさらわれる習性があるようだ。それにしてもソフトバンクインベストメントの北尾吉孝というCEO、どうも好きなタイプではない。いかにも自分こそ日本のM&Aの第一人者であるという触れ込みで、韓非子を引用しながら「M&Aも密なるをもって良しとす。今回の件では関係者がペラペラしゃべり過ぎる。みんなM&Aとは何たるかを知らない。」などと良いながら自分自身が一番ペラペラしゃべっている感じだ。野村證券の現社長と同期で、役員になるのが遅れたと頭にきて、野村証券を飛び出したという経歴らしい。「堀江君が相談に来れば、自分には大人の知恵がある。」なんてことをいっているようだが、ホリエモンには「大人の知恵」なんぞに妥協して欲しくない。


March 26, 2005 =Sat=

朝10時過ぎに家を出て、歌舞伎町の映画館で「オペラ座の怪人」を鑑賞。1919年、廃墟と化したパリ・オペラ座では、かつての栄光の日々を偲ぶ小道具などが競売にかけられている。そこには往時のオペラ座のスポンサーだったラウル・シャニュイ子爵の姿があった。やがて、競売品としてオペラ座の栄華の象徴であり大事故の原因ともなったシャンデリアが紹介される。それとともにモノクロ画面はカラーに切り替わり、1870年代の絢爛たるオペラ座にタイムスリップする。映画の最終場面もモノクロに戻る。競売で手にした猿の玩具を亡き妻クリスチーヌの墓に捧げるラウル。その墓の横には、ラウルとクリスチーヌを争ったオペラ座の怪人が手にしていたバラの花が落ちている。自分が演出するなら、モノクロ画面の中でこのバラの花の赤い色だけでも出してエンディングに持っていくのだが、と思いながら見ていると、本当にその通りになった。芸術的感覚はジョエル・シューマッカー監督と同じレベルだ。え?誰が考えてもそうなる・・?はあ、そうですか。

映画のあと、でかける妻と別れてスポーツクラブへ。エアロバイクとアクアサイズ、それに風呂に入って6時に終わる。その後、再び歌舞伎町に戻り、フグ料理屋で妻と待ち合わせ。60過ぎの夫婦が歌舞伎町で待ち合わせというのもどうかと思うが、今年はまだ一度もフグを食べていないのと、新聞折込のチラシでフグ鍋が半額割引になっていたというだけの理由だ。


March 24, 2005 =Thu=

三日続いてダン・ブラウンに関するネタだが、今日で"Digital Fortress"はほぼ読了。小説の最後にこんな場面があり、「へえ、そうだったんだ。」と感心しそうになった文章があるのでここに記録しておこう。

事件が一段落して、リゾートホテルのスイートルームで目を覚ましたスーザン。隣で寝ているはずのデヴィッドがいない。サイドテーブルにデヴィッドのメモが置いてある。"Dearest Susan, I love you. Without wax, David" バスローブ姿で朝の光に包まれたデヴィッドを見つけ、スーザンは尋ねる。「"Without wax"って、何の暗号?」デヴィッドは笑って答えない。

ルネッサンスの時代、高価な大理石を使うスペインの彫刻家たちは、彫り間違いをするとワックス(スペイン語で"cera")で補修した。当然、ワックスによる補修跡のない彫刻は"sin cera"つまり"without wax"と呼ばれて珍重された。このため、"sin cera"という言葉は、「本物の」「正直な」という意味に転化していった。手紙の結びに使う"sincerely"という言葉は"sin cera"に由来している。

この説は本当だろうか?確かにスペイン語では"sin"は"without"、"cera"は"wax"だから、"sin cera"は"without wax"ということになる。しかし、パソコンに入っているBookshelfの英和辞典によれば、"sincere"の語源はラテン語で「純粋な」との意味となっている。さらに研究社の新英和大辞典によれば、"sincere"はフランス語の"sincere"およびラテン語の"sincerus"に由来し、"pure","genuine","honest"の意味とされている。ラテン語の更に語源がスペイン語に由来するとはちょっと考えられないが・・・


March 23, 2005 =Wed=

昨日の続きだが、今日読んだところが"Digital Fortress"のクライマックスらしい。ウィルスはNSAの膨大な極秘データベースへの何重ものファイアウォールを破壊していく。データベースそのものをシャットダウンするには時間がかかり、間に合わない。ウィルスを止めるには"kill-code"を見つけなければならない。原爆被災者である日本人技術者の残した"kill-code"への手がかりがやっと見つかる。"PRIME DIFFERENCE BETWEEN ELEMENTS RESPONSIBLE FOR HIROSHIMA AND NAGASAKI"だが、これは手がかりに過ぎず、ここから"kill-code"を見つけ出さねばならない。ウィルスは次々にファイアウォールを破り、世界中のハッカーやテロリストたちが極秘データベースに侵入を試みつつある。"PRIME"とは?"DIFFERNCE"とは?"ELEMENTS"とは?そして広島と長崎に落とされた原爆の違いとは?

話は変わって、ライブドアvsフジテレビ問題で、ニッポン放送によるフジテレビへの大量の新株予約権割当に対して、東京高裁もその発行差し止めを命じた地裁の仮処分支持の決定を行い、ライブドアに軍配を上げた。この決定には号外まで出たらしい。これで司法判断はライブドアの全面勝利となったが、フジテレビ側は更なる対抗策を検討しているらしい。本件では、「焦土作戦」「クラウンジュエル(王冠の宝石)」「ホワイトナイト(白馬の騎士)」「パックマンディフェンス」などの言葉が飛び交い、劇画のような様相を呈してきた。私の半分の年齢の男の行動が、日本経済にまったく新しい世界を持ち込もうとしている。一方で、ニッポン放送の従業員やフジテレビの労働組合が、一致してライブドアによる経営支配を拒否し、経営陣を支持する声明を出している。なにやら「やらせ」っぽい感じもするが、もし本当に一糸乱れず経営陣を支持しているとすれば、そんな文化に気持ちの悪いものを感じる。


March 22, 2005 =Tue=

現在読んでいるペーパーバック、ダン・ブラウンの"Digital Fortress"がようやく終わりに近づいた。読む時間は昼飯後のコーヒーを飲みながらと、帰りの地下鉄の中。いずれも15分あるかないかなので、一日に2〜3ページがやっとだが、それでも時間がたてば終わりに近づく。アメリカの情報機関NSAの超大型コンピュータをもってしても解読不可能な暗号アルゴリズムと思われたDigital Fortressは、実はNSAの持つ超極秘かつ大量のデータベースを破壊するウィルスだった。その働きを止める"kill code"は、元NSAの日本人技術者が死の瀬戸際に託した指輪に掘り込まれていた・・・世界的ベストセラーになった"Da Vinci Code"に比べても結構面白い。ある作家の本が気に入ると、同じ作者の作品を続けて読みたくなるのが私の読書傾向になる。というわけでまたまた買ったのがダン・ブラウンの"Deception Point"・・・ペーパーバックの裏表紙には次のような掴み文句が載っている。

When a NASA satellite discovers an astonishingly rare object buried deep in the Arctic ice, the floundering space agency proclaims a much-needed victory--a victory with profound implications for NASA policy and the impending presidential election. To verify the authenticity of the find, the White House calls upon the skills of intelligence analyst Rachel Sexton. Accompanied by a team of experts, including the charismatic scholar Michael Tolland. Rachel travels to the Arctic and uncovers the unthinkable: evidence of scientific trickery--a bold deception that threatens to ;lunge the world into controversy. But before she can warn the President, Rachel and Michael are ambushed by a deadly team of assassins. Fleeing for their lives across a desolate and lethal landscape, their only hope for survival is to discover who is behind this masterful plot. The truth, they will learn, is the most shocking deception of all.

面白そうだが、こんな本ばかり読んでていいんだろうか?


March 20, 2005 =Sun=

二週間ぶりにスポーツジムへ。いつもだいたいアクアサイズ(アクア+エクササイズ、つまり水中エアロビクス)の時間に合わせていくのだが、日曜は2時から、土曜・祝日は4時から。今日は日曜だからと2次を目標に行ったら人がぜんぜん少ない。係りに聞いてみると今日は祝日だという。「今日は日曜だろ、祝日はあした」というと、「申し訳ありません。今日は春分の日で祝日なんです。」「じゃあ明日は?」「明日も祝日です。」つまり今日は本来の春分の日。明日はその振り替え休日ということになっているそうだ。

夕食を早めに済ませて銀座プランタン隣の丸の内TOEIに。映画ならすぐ近くの歌舞伎町にいくつも映画館があるのだが、忙しくしている間に見たい映画がみんな終わってしまっていた。2月頃から観ようと思っていたのが「北の零年」「アレキサンダー」「オペラ座の怪人」。このうち、「北の零年」と「アレキサンダー」は18日で終わってしまい、「北の零年」は丸の内TOEI、「アレキサンダー」は上野のほうの、それぞれ一館だけで今週一杯までやっている。そこで銀座まででかけることになった。ちょうど着くと前の回が終わって観客が出てくるところだった。前の回は満員だったらしいが、7時過ぎからの最終回はがらがらだった。3時間近くに及ぶ大作だが、余り無駄なシーンはない。必死の思い出切り拓いた田畑を蝗害で壊滅させられるシーンが印象的だった。吉永小百合もずいぶん歳をとったが、それでもまだ十分に美しい。


March 19 2005 =Sat=

朝、目覚まし時計代わりの携帯が振動するのが少し速いなと思ったら、目覚ましではなく妹からの電話だった。高齢の母を老人施設に入居させるかどうかの問題で、一昨日、妹の家の近くの有料老人ホームをネットで見つけ、携帯メールに入れていたのだが、どこも同じようなものだと言っていた妹が、昨日見に行って「なかなか良さそうだけど、一度来られないかな」というので、祝日の月曜に行くと答えてあった。今朝の電話は、「こちらに来るのは、やはり介護認定が出てからにして欲しい」というもの。ケアマネージャーの仲介で今月28日に市役所の人が介護度の認定に来る。介護度とは、「要支援」「介護1」「介護2」・・・「介護5」まであるが、母は今のところ一番軽度な「要支援」に該当する。もう92歳なので本当なら「介護1」以上でおかしくないはずだが、認定のときにいつも「一人で何でもできます。いままでもそうしてきたんだから。」と強がってしまうので、と妹がこぼしている。公共の老人施設では、「要支援」だとあまり良いところへは入れないらしい。せめて「介護1」の認定が取れていれば、すこしは良い施設に入る可能性があるらしい。もともと施設へ入居するのに抵抗のある母だから、私がいま行って、施設見学だけしてトンボ帰りしては、母は「無理やり施設へ入れられる」と思いかねないというのだ。このところ月に一度は意識を失い、先日のMRI検査では動脈硬化が進んで脳に動脈瘤もあると言われているので、一人暮らしは何とかやめさせたいのだが。


March 18, 2005 =Fri=

ローカル紙「新宿区新聞」の一面に次のような記事があった。少し長いけれど転載する。

 ”コーヒー1杯が1,000円”の喫茶店「談話室 滝沢」が、この3月末で閉店する。社員教育ができなくなったことが理由という。新宿文化に貢献してきた”哲学商法”が、40年の歴史に幕を降ろす。一方で、この閉店は新宿商戦の激しさを浮き彫りにする。「滝沢」が抜ける新宿東口の杉忠ビルには、90社もの入居申し込みが殺到した。3年前にやはり繁盛店だった「西口店」を閉めたが、このときは家電量販店争奪戦の渦にまきこまれたからだった。いずれも過熱する新宿商戦の中で、”新宿文化の華が行き続けた”ことは、人々の記憶に永く留められよう。

「談話室 滝沢」の閉店について、一部マスコミでは「スターバックスなどセルフ型の安売りコーヒーチェーンに客を食われた」ことを理由に挙げている。だが、「滝沢」では「売上げが落ち込んできたからやめるのではない」と強調する。確かにそれを証明するように、新宿東口の「滝沢」は現在も賑わいを見せている。この店は40年前、「滝沢」の第1号店として杉忠ビルとみよしビルに跨ぐ形で地価1階に開業した。(中略)仕入れ、人件費など諸経費を除いた純利益は、年間千万円以上を確保してきた。年間を通して商品納入量が変わらないので、納品業者の間では「滝沢だけは不景気がない」と評判が立っていたほどだ。

では、なぜやめてしまうのか?「滝沢」の赤城勝利専務、赤城紀元常務は「従業員が提供するサービスの質を、今後も維持できる保証がなくなったことに尽きる」と言い切る。単にコーヒーを売るのではなく「店の雰囲気、従業員の品位を提供する」と、創業者社長の滝沢次郎氏は語っている。

そのために「滝沢」が従業員教育を徹底してきたことは、よく知られるところだ。女子社員は全員、練馬区の社員寮(定員170名)に入寮し、併設した教室「滝沢学園」で華道、茶道、書道、お琴、編物などを習う。中でも華道は必須科目で、池坊学園の教授を招き、3年間で全員が華道の免状を取得するというものだ。(中略)

だが時代は、礼儀作法、身だしなみを重んじる「滝沢」がめざす方向と逆行していった。新入社員(高卒)を面接しても、3人一組で共同生活を送る入寮は嫌われた。この時代の変化に、やむなく5年前には新入社員の採用をやめて、パートの採用に切り替えるしかなかった。(中略)

それにつれ、”滝沢らしさ”を教える社員は減少の一途を辿ってきた。このため「滝沢が理念とするアトモスフィア(雰囲気)の販売は、この先も貫き通すことは困難」との判断から、運営会社自体を解散することに踏み切った。
私も今は専らドトールコーヒーを愛用しているが、昔は「滝沢」を何度か使ったことがある。記事に触れられている西口の店だが、すこしレトロな、いい雰囲気があった。西口店があったビルは、ヨドバシカメラがテナントごと買収し、次々にテナントを排除してヨドバシの店を拡張していったが、「滝沢」だけは経営者同士が親しいこともあって残っていた。しかし、3年前にビックカメラが小田急ハルクに進出したため、危機感を持ったヨドバシカメラが「滝沢」にも退出を要請し、現在はヨドバシの売り場になっている。

この話、今勤めている会社でも他山の石とすべき要素が含まれているような気がする。


March 17, 2005 =Thu=

このところ新聞の一面トップにライブドアが来ることが多いが、今朝の朝刊でニッポン放送の議決権株の過半数をライブドアが握ったとあったのに続き、夕刊ではライブドアが本命のフジテレビの株式を買収すべくLBOで3,000億円の調達を検討しているとのこと。

二三日前のテレビ番組で、「リーマン・ブラザーズへのMSCB発行で調達した800億円が底を突いたらどうする?」との古舘伊知郎の質問に「状況は次々に変わるから、もちろん次の手は考えてありますよ。それでなかったら、単なる馬鹿じゃないですか」と答えていた堀江社長の考えていたのはこれだったのか。これが実現すれば日本でも本格的なLBOが出現することになる。マネーゲームとの批判も更に強くなることだろうが・・・。この問題に関する参考資料として便利なサイトがある。


March 16, 2005 =Wed=

徹夜明けの昨夜、早めにといっても10時過ぎに寝たが、朝まで良く眠ったようだ。目が覚めたら明るくなっていた。確か目覚ましは日曜日モードから変えていなかったはずだと気が付き、時計を見るとちょうど7時。目覚ましを7時45分にセットしてまた眠る。寝起きでも昨日の朝はめざましを必要としなかったことに気づくだけ、まだ頭ははっきりしているようだ。

出勤前に銀行へ。久しぶりに税務署通りから西新宿8丁目を通って行くと、古い、何となく懐かしさを感じる界隈が取り壊され、高層マンションの建築がいくつか始まっている。成子神社の境内には紅梅と白梅が満開だった。歩きながら大阪の妹に電話をいれ、母の様子を聞くと、ちょうどいま、母のところに来ていて、これから介護サービスのケアマネージャーが来て老人施設への入居の件で相談に乗ってもらうとのこと。腰骨の痛みは病院で貰った座薬のおかげでだいぶ良くなっているらしい。時間を見つけて大阪へ行ってこようと思う。


March 15, 2005 =Tue=

確定申告の締切日を今日に控え、昨夜はついに徹夜になってしまった。原因は妻の顧問先の申告ではなく、私たち二人の申告。どうしても顧客の仕事が優先し、自分の仕事は後回しになるし、事務員にやらせるわけにも行かないので、例年私が担当しているが、ぎりぎりになって顧問先の仕事も手伝ったこともあって、昨夜になってもまだ進んでいなかった。このため妻が機嫌をそこね、言い争いになったが、とはいえ完成しないわけにも行かず、やっと仕上がったときには夜が明けていたという次第。一時間ほど横になって出社したが、一日中頭がぼーっとしていた。


March 13, 2005 =Sun=

3月15日を前にするとサイゼリヤ通いの日々が続く。昨日、今日と連続してサイゼリヤ。周りを見回すと20代前後の人たちがほとんどで、今日など日曜で閉まっている店が多いせいか、順番待ちの列が外まで続いていた。自分自身の確定申告もあって、領収証を整理してみたら、昨年中のサイゼリヤの領収証だけで6万円近くになっていた。


March 11, 2005 =Fri=

ライブドア堀江社長のblogが6日以来更新されていなかったが(私のは8日以来、というのは関係ないけど・・)、今日覗いてみると
  当社の主張が認められて大変うれしく思っています。
  引き続きがんばります。
  後ほど記者会見やります。
とある。東京地裁は、ニッポン放送側のフジテレビへの大量の新株引受権第三者割当が「現経営陣の支配権維持が主目的で著しく不公正」と断じ、その発行を差し止めた。また、「ライブドアの支配により企業価値が低下する。」というニッポン放送側の主張を退け、一方、ライブドアがニッポン放送株を大量取得した時間外取引には「違法とはいえない」との判断を下した。8日には、フジテレビによるニッポン放送へのTOBでフジテレビが36.47%を確保し、ニッポン放送からフジテレビへの議決権消滅を狙った25%をクリアしたばかりでなく、商法特別決議での拒否権行使可能な33.4%も上回り、フジテレビ側の一勝だったが、今日の司法判断は、予想されたこととはいえ、ライブドア側のほぼ全面勝利といえる。裁判長は鹿子木(かのこぎ)という名前。珍しい姓だが前の会社にこの姓の人がいた。親戚なのだろうか。

堀江社長のblogに上記の3行が掲載されたのは18時44分だが、その2時間後には100件を超えるコメントが付き、4時間後には200件近くに達している。そのほとんどがホリエモンファンによる祝福メッセージだ。あの若さでこれほどの注目を浴びるのは、やはり凄い人物だ。今回の問題を契機に、これまで開放の方向に進んでいたM&Aへの法的枠組みに対して、開放を遅らせる動きが自民党から出ているが、この動きに対して米国あたりからは反対方向の圧力がかかりつつあるらしい。一人の人間の奔放な行動が、日本の経済社会への風穴を開けることになるのだろうか。

今日のニュースで注目したのはこの記事。最後に出てくる定年間際の教師の言葉が重い。

 定年まであと1年。担任として卒業生を送り出すのは今年が最後だった。「間違いだと思うことには声をあげるよう教えてきた。それを身をもって示したかった」

それにしても公私ともにメチャ忙しい。何とかしてくれ!


March 8, 2005 =Tue=

”Since A&HF (A&H Fujimoto Foundation) was founded in 1986, total number of A&HF scholarship recipients for 5 countries (Thailand, Panama, El Salvadork Laos and Cambodia) has reached 429." 途上国の貧しい若者に個人で奨学金を支給し、育ててきた藤本さんご夫妻からの手紙。何人かの若者と養子縁組もしておられるが、「末の養女カンボジアのチャモニー(ロンドン大学Hygiene & Tropical Medicine博士課程)が、フンセン首相マネット(米国ウェストポイント卒、ブリストル大学博士課程)と婚約し、来年正月に結婚することになりました。」とある。"A&HF settled new office in Khon Kaen, Thailand, where the major operation will be done. At the same time, Mr. and Mrs. Fujimoto is planning to spend 70% of their life in Khon Kaen to continue to run the organization."

コンケンはタイ北東部にあるコンケン県の県都。バンコクの北東約400km、コラート高原のほぼ中央にある。バンコクとラオスの首都ビエンチャンとを結ぶ幹線道路や鉄道が通っている。人口は2000年の統計で14万人強。われわれのイメージする海外移住とはまったく違った生き方だ。


March 7, 2005 =Mon=

今日はほとんど丸一日をホテルオークラ内で過ごす。ホテルが9回の客室のうち24室を改装し、外国人ビジネスマンの時差解消やリラクゼーションを目的とした「グランド・コンフォート・フロア」を創設、その運営をうちの会社が受託した。その奥には会社直営の高級エステサロンもある。今月9日の開業だが、今日はプレスへの発表とコンフォートフロアで働く社員への激励会という趣旨。まず午前中に、経営会議メンバーなど10人でホテルの中庭の日本庭園に祭られた稲荷神社へ参拝し、プロジェクトの成功を祈願。近代的なホテルに本当に稲荷神社があるのだ。続いて同じメンバーで同ホテルのメインダイニングで会食。午後はプレス発表を二度に分けて行う。併せて約200人の報道陣が参加。二度目の記者発表の間、一時会社に戻って仕事の段取りを付けたあと、再びホテルに行き、報道陣との懇親会が終わったあとの部屋で本社社員全員とコンフォートフロア職員が出席して激励会という手順。ホテル側も会社も力を入れているプロジェクトだけに、それなりのお金がかかることもやむを得ないか・・・。


March 6, 2005 =Sun=

3月といえば確定申告の時期。税理士はこの時期に親が亡くなっても死に目に会えないと言われている。妻の小さな事務所でも毎年同じように騒ぎ、同じようにこちらに手伝い要請が来る。15日まではとにかくゆっくりはできない。数年前はこんな時期に選挙の準備までやっていたのだから、それと比べればまだましかとも思うが。


March 5, 2005 =Sat=

TBSでライブドアの堀江社長インタビュー番組に先立ち、同社社内の様子を放映していたが、それによると堀江社長のblog「社長日記」の担当セクションもあるそうだ。まさに渦中の人だけに、blogの更新が数日遅れるとそれだけで様々な憶測を呼んでいる。彼自身、2月16日のblogでは、「日記が2日更新されないと心配していただいたTV局さんがあるみたいですけど・・・最長大体10日くらい休んだことあります。あとでまとめて日付変えて更新してますので、誤解なきよう。結構書くのに時間かかるのでまとまった空き時間がないと書けないんですよ〜。」と愚痴をこぼしている。確かに私のようなつまらない内容であっても日記を毎日更新するというのはかなり面倒な作業だ。ましてや彼のように連日テレビに生出演しつつ大きなディールを推進している立場では、blogどころではないだろうと思うのだが。TBSの番組では、blog担当セクションの人は「日記は社長が自分で書いてます。」と言っていたが、日記に織り込まれているライブドア関連の宣伝などはこのセクションが追加しているのだろう。あるいは、時には日記自体だって筆致を覚えれば代筆だってできないわけではないのだろうが・・・

blogの更新といえば、このblogの方もこんな愚痴をこぼしている。「ただし、この好意的な解釈が全くの誤りである可能性も否定しません。なぜなら、趣味の域を超えた連日の義務的な更新で、冬香でなく記者のほうがノイローゼになってしまっている恐れもあるからです。」なるほど、これだけの内容を毎日更新しているのは趣味の域を超えていると思う。ご苦労様です。

一週間ぶりにスポーツジムへ。え?明日もまた雪?


March 4, 2005 =Fri=

昨日、システム会社の担当者が、明日のアポイントを繰り上げて今日にしたいといってやってきた。「なぜ?」と聞くと「明日は雪で出勤できないかもしれませんので。」「へえ、どこから来てるの?」「吉祥寺です。」「・・・・?」なんて会話があったが、今朝起きると本当に雪になっていた。中央線が止まるほどではないものの、新宿駅まで10分ほどの距離はシャーベット状になった雪で覆われていた。午前中も会社の窓から外を眺めると吹雪のようだ。だが、それも昼過ぎには雨に変わり、夕方、退社する頃には歩道も乾いていた。

 夢のごと 街過ぎ去りし 春の雪


March 3, 2005 =Thu=

ビックカメラでUSBメモリーを購入。会社で経理システムの更新のため担当者のPCを新しくしているのと、中途入社の新人が入ってきたので、私のPCにあるデータを渡してやるのに、ファイルサイズがかなり大きいものもあるのでフロッピーではかったるい。そこでUSBメモリーなら楽だろうというわけ。会社の仕事に使うなら会社で買えばいいわけだが、自分自身欲しいので私費で買うことにした。どうせ買うなら大容量のものと思ったが、さすがに2GBのは2万円以上するのでBuffaloの1GBで我慢した。それにしても小指ほどの大きさで厚さも2ミリくらいのものにフロッピー700枚分のデータが入るのだから恐れ入る。使ってみると転送速度も速いし、申し分なし。昔、70MBのでかい内蔵ハードディスクを買って喜んでいたのは何だったのだろう。

西武グループ総帥、堤義明容疑者逮捕。同族経営と会社私物化の末路か。


March 1, 2005 =Tue=

3月に入っても寒さは続いている。だが、今年の冬は少なくとも今までのところ風邪を引かなかった。インフルエンザが流行っており、マスクをかけた人が多いが、予防注射もしていないのに一向に風邪の気配はない。外から帰ったときに嗽と手洗いを励行している以外に、これといった予防策は講じていないが・・強いて言えば、3年ほど前に買ったイオン発生装置を寝るときに動かしているくらい。

夕方、銀行に行く用事があったのでそのまま直帰した。早く帰った分、新宿プリンスホテルの隣にあるペペの8階、百円ショップ「キャンドゥ」に寄る。百円ショップなんて馬鹿にしていたが、妻がはまっているので覗いてみて、こちらも結構利用するようになった。今日の目的はネクタイとサブレ。百円ショップのネクタイなんて、と思うかもしれないが、昔から首の周りに巻く布切れに何千円、時には1万円以上をかけるのはばかげていると思っていた。高いから古くなっても捨てられず、汗で黒ずんだのや端が擦り切れたのを使うこともあり、なんだかみすぼらしい。それなら100円のを使うほうがまだましというもの。特にこちらはすでに定年後の身であり、いまさらブランド品を身にまとうこともない。今日は6本も買って630円。サブレのほうは「バターサブレ」「ココナッツサブレ」「セサミサブレ」の3種類があり、サクサクした食感が好きで、食べ過ぎると良くないと分かっていながらつい手が出てしまう。日清シスコという菓子屋さんから出ているが、むかしは東ハトで作っていた。東ハトは民事再生法を申請して企業再生ファンドのユニゾンキャピタルパートナーズの傘下で再建中だが、ブランドをシスコに売ったのだろうか。とにかくスーパーでは一袋150円以上で売っているのを、どういう仕入れルートなのか百円ショップでは税込み105円なのだ。



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