August 31, 2005 =Wed=
今年の4月まで勤めていた
会社の創業80周年記念パーティにご招待を受けた。ホテルオークラ平安の間に580人、それも立食ではなくシッティングという大規模なパーティ。出店先のホテルや結婚式場の経営者たちやブライダル業界の面々、往年の女優や元横綱の姿も見える。われわれOBや幹部社員。一般の社員は会場に入りきれず別室となっていた。総合司会はNHKの芸能番組を取り仕切る宮元アナ。今日のパーティの趣旨が発表される。@先代が向島に髪結いの店を開店した1925年から数えて80周年、A9月2日新装開店の銀座本店のお披露目、そしてこれは本日のサプライズだったが、明日付けで現社長が会長に就任し、長男の専務が社長に昇格するという。昔の仲間たちと話したが、銀座本店の大々的な改装作業と平行して行われたこのパーティの準備も大変だったろう。そういえばj今日はこの会社の決算日でもある。婚礼衣裳の着付けコンテストなど華やかな催しも繰り広げられた。前々から思っていたのだが、こうした素晴らしいエネルギーを、業界仲間や社員たちではなく、顧客に向けた広報活動に注ぎ込んだ方がもっと活きてくるのではなかろうか。
August 30, 2005 =Tue=
どうせ通勤時間は長いんだから、これを活用する方法をいろいろやって見ようということで、
ebooksにアクセスし、会員登録を済ませて、ダン・ブラウンの"Angels & Demons"を購入した。これはペーパーバックですでに買っているのだが、"Deception Point"をもう一度読み返してからにしようと思ってまだ手をつけていない。同じものを電子書籍でも買うのもったいないが、電子書籍がどの程度読めるものか、実験の意味で僅かな金額ながら投資をしてみた。まず、電子書籍を買うには3種類のフォーマットから一つを選ぶ。Adbe Acrobat, Mobipocket Reader, Microsoft Readerといずれもフリーソフト。一番信頼できそうなAdbe Acrobatを選ぶ。一回の購入で、2台のPCまで使えるらしい。決済はクレジットカード。ダウンロードしようとすると、まずAcrobat Readerを最新版にアップデートしろと出るので、Adobeのホームページからダウンロードする。電子書籍本体のダウンロードは10秒もかからない。Acrobatでみたところ、本の体裁はペーパーバックとほとんど変わらない。だが、良く見るとペーパーバックでは最初に"Dear Readers"と作者が呼びかける文章が載っているのが、電子版では"Acknowledgement"として関係者への謝辞に変っているなど、微妙に違うところもあるようだ。ファイルサイズはAcrobat版で2500kb。日本の文庫版の電子書籍がだいたい500〜600kb程度だから、それに比べるとかなり大きい。"Deception Point"の再読が終わったら、モバイルPCにこの電子書籍を入れて往復の通勤電車の中で読むことにしよう。
August 29, 2005 =Mon=
品川の親会社で、関連会社のIT担当者を集めた会合があった。といっても、急に弁護士と打ち合わせる案件が発生したため、丸の内の弁護士事務所によってから行ったため、着いたらミーティングはほとんど終わっており、懇親会にだけ出席する結果になった。ミーティングが終わって辺りを見回してみると、知った顔がやけに多い。むかし親会社で一緒に仕事をした仲間だけでなく、以前出向していた会社で採用したプロパー社員なども来ている。会合の趣旨はともあれ、こうした懐かしい顔に出会う機会を設けてくれたことはありがたい。
August 28, 2005 =Sun=
昨日買った電子辞書では、SDカードに電子書籍をダウンロードしてセットすれば読むことができる。ではどんな電子書籍があるのかと思って指定されたホームページを見てみると、余り大したものはないようだ。そのついでに通常のPCで読める
電子書籍を調べてみると、以前みたときよりかなり書籍の点数が増えている。大手の出版社のほとんどが電子書籍を売っているようだ。新しい出版物だけでなく、紙の本では絶版になっている書物でも、電子書籍にすれば出版社側にも在庫リスクもほとんどなく、保管スペースもサーバーの中に占める数百キロバイトだけで済むのだから、どんどん電子化を進めてもらいたいものだが、やはり売れそうなものから電子化していっているらしい。日本でこれだけ電子書籍が増えてきているのだから、米国でも同じことが言えるのではないかと思って調べてみると、やはりそうだった。この前買ったダン・ブラウンの"Angels & Demons"の場合、日本の書店で買ったペーパーバックが税込みで997円だったが、
eBookなら$6.30で済む。海外の小説を読むような場合、電子書籍で読むほうが辞書との連携も良いし、途中で登場人物の過去が分からなくなった場合に検索もできる。今度は是非これを試してみよう。だが、ネット経由で電子書籍を購入した場合、消費税なんてのはどうなるんだろう。
August 27, 2005 =Sat=
電車の中でペーパーバックを読むのに、電子辞書を使っていたが、息子が「これは便利そうだ」と持って行ってしまった。通勤時間が長くなって、ペーパーバックを読む機会も増えたので、もう一度電子辞書を買おうと物色していた。買うとなると、色んな機能がついているのについ目が行ってしまう。英語だけでなくフランス語もだとか、七カ国会話だとか、発音が聞ける打とか・・・こうした追加機能は買ってもほとんど使わないだろうことはかなりの確立で予想がつくのだが。だいたい、こういう機能のついたのは3万円以上する。というか、広辞苑に英和・和英辞書だけのシンプルな製品はほとんどなく、みんな何らかの追加機能がついている。いっそ、辞書としてはシンプルな機能で、これに簡単なスケジューラとかの付いたものがあればと思うのだが、電子辞書売り場にはそんなのはない。PDA売り場を見るとシャープの最新型で、PDAだが4GBのハードディスクがつき、これに広辞苑と英和・和英辞書がインストールされたものがあったが、これだと7万7千円という値段だ。これでは手が届かないので、もう一度電子辞書売り場に戻ると、特売品を並べてあるコーナーが目に入った。セイコー、カシオ、シャープ各社のものがそれぞれ1種類、通常の半額で売られている。その中でもシャープのが一番安く、12,800円という値段。しかもこれだけがカラー液晶画面だという。現物が展示されておらず、紙ケースのままアウトレット品として出ているが、まあ機能的にはそんなに変らないだろうと思い、これを買うことにした。
家に帰ってケースを開けてみると、やや重いかなというくらいで、大きさなどはまずまず。だが、ACアダプタが同梱されているのには驚いた。電子辞書なのにACアダプタを使うのかよ、と思ったら、普通はA4の電池4個を使い、家で長時間使うときはACアダプタを使ってくださいとある。電子辞書ならボタン電池だろ、と思うが、こうしたところが特売品に身を落とした原因かもしれない。広辞苑と英和・和英のほかは、英英、英語類語、カタカナ語、漢字、分野別小事典、故事ことわざ&四字熟語、家庭の医学などといったコンテンツが入っており、そのほかSDカードを挿しこめば電子ブックとしても使えるほか、辞書機能も追加できるそうだ。それならSDカードへの書き込みができれば簡単なPDAとしても使えるのではとも思うが、そうした機能はないらしい。
August 25, 2005 =Thu=
会社が遠くにあっても色んな関係で都心での用事が多い。今日も午後から霞ヶ関の弁護士事務所で会議があり、4時半くらいに終わると、これから熊谷まで戻っても6時前、だったら直帰しようということになり、案外早い帰宅時間となる。
August 24, 2005 =Wed=
事実上の選挙戦が始まっているが、またあの男が動き出した。民主党副代表の小沢一郎。郵政法案に反対して自民党の公認を外れた連中が二つばかり新党を作ったが、そのどちらにもあの男が関与しているらしい。
最初の新党(情けないホームページ)には、自民党非公認組だけでなくなんと民主党からも一人参加して政党法要件の国会議員5名をクリアしたのだが、その民主党議員は小沢の子分である。後からできた新党(本日現在まだホームページすらできていない)は、長野県の田中知事が党首に就任したが、この成立に当たって田中知事が小沢と相談していたのは公知の事実となっている。後のほうは国会議員が4人しか集まらなかったが、昨日になって6人に増えた最初の新党から一人が後の新党に移り、数の上で両方とも要件を満たすことになった。この馬鹿馬鹿しい芝居も彼の演出らしい。ある民主党関係者を通じて、新党の一つから私の身近な人間にも立候補の打診があった。比例区票を増やして某議員を当選させるための捨石であることは目に見えており、流石にすぐに拒否したらしいが。自民党に倣って民主党も変な連中を追い出さないとますます国民の期待から遠ざかっていくだけだろう。
August 23, 2005 =Tue=
今日は午後から親会社の品川本社で役員会があるのだが、午前中は渋谷のダイヤモンドシティ(D社)を訪問。D社は親会社とジャスコ(現・イオン)の合弁で1969年にスタートした。事業内容は今私が勤務している会社と同じショッピングセンターのディベロッパー。入社5年目の私は会社設立直後にこの会社に出向、2年の間ここの立ち上げに奮闘した。ジャスコもスーパー3社の合併でできたばかりで、大阪の野田阪神という駅の近くのスーパーの5階にジャスコの本社があり、岡田社長(現・イオン名誉会長)の社長室の前に机を5つほど並べ、間仕切りで仕切ったのがD社のスタートだった。当時は不動産融資規制が敷かれる中、いくつもの銀行から当時の金で50百万円、1億円と資金を調達し、農地転用した土地を少しずつ取得しながら、当時は珍しい郊外型ショッピングセンターを開発していった。親会社からの出向組のほかは、証券会社だの海外出稼ぎだのの寄せ集めだった。それが今では本社も渋谷に移し、東証一部上場、株価も3600円を超えている。もう当時の連中は定年になってD社を去っているが、初期のプロパー社員の中には役員になったものも多く、自社株の上場で巨額の利益を得た人も多いと聞く。いまは本社だけで80〜90人いるそうだ。
午後の会議まで時間が空いたので、昼食は久しぶりに京橋の竹葉亭でマグ茶、その後これも久しぶりに八重洲ブックセンターを覗いてみる。以前は4階までエスカレーターで、その上は4階からのエレベータがあったが、いまはもう1台エレベータができて1階から直接5階以上にいけるようになっている。8階の洋書売り場から順に降りてきたが、結局本は何も買わず。
August 20, 2005 =Sat=
家で使っているシュレッダーがこのところ調子が悪く、すぐに紙が詰まってしまう。だましだまし使っていたが、とうとうモーターは廻るのに紙を吸い込まなくなってしまった。家庭用のシュレッダーと言うのはどうも歯がこぼれたり歯車が外れたりとメカ部分が弱い。今使っている
Fellows PS80C-2という製品は4台目だ。スポーツジムの帰りにビックカメラに寄ってみる。手頃なものといえば今使っているのと同じ製品しかない。パーソナル用ではヘビーデューティタイプだ。これより上の性能を狙うと、オフィス用になって値段がぐっと高くなる。同じメーカーの製品で、CDの裁断もできる機種で値段も少し安いのもあったが、これはクロスカットでなくストレートカットだ。ヨドバシカメラにいけばもっと他の機種もあるかもしれないと、久しぶりにヨドバシカメラに行って見る。以前はコンピュータ関連や事務機器はヨドバシカメラで買っていたが、小田急ハルクにビックカメラができて以来、家から近いので最近はもっぱらこちらだ。しかし品揃えではヨドバシの方が勝っている感じがする。行って見ると、案の定こちらの方が機種が多い。フェローズのは値段はヨドバシと同じ。ここで
ナカバヤシという、アルバムなんかを作っている会社のシュレッダーで、CDなども裁断できて、クロスカットというのがある。値段はフェローズよりも高いのだが、国産の方が信用できそうなのでこれを買うことにした。
ヨドバシカメラまで足を伸ばしたのは、もう一つ理由がある。スポーツジムに行って喉が渇いていたので、カキ氷が食べたくなった。この頃、水色の縁取りに赤で「氷」と書いた、昔ながらの氷屋の旗を見かけることが多い。ビックカメラのビルの一階の喫茶店にもこの旗が出ているのだが、値段が高いばかりで余りおいしくない。ヨドバシカメラの近くのごたごたした場所に行けばあの旗の出ている喫茶店もあるだろうと思ったのだが、いざ探してみるとこれが見つからない。ないとなれば一層食べたくなるので、仕方なく帰り道にさっき敬遠したビックカメラ1階の店に入った。「宇治金時」で730円。都会の真ん中ではカキ氷もこのくらい取らないと商売にならないのかもしれない。
昔、ギリシャに住んでいた頃、日本から手回しのカキ氷機を持っていっていた。冷蔵庫で円筒形の氷を作り、これを手回し機械にかけて削るタイプ。カキ氷用のシロップもないので、砂糖や果汁で作ったものだ。夏は猛暑のアテネ。街中では観光客はミネラルウォーターのボトルをラッパ飲みしながら半裸で歩いている。シンタグマ広場でカキ氷を作って売れば当たるだろうなと思ったものだ。しかし、私が作ったかき氷は、うちの子供たちには余り評判はよくなかった。どうしてなのだろう。
August 19, 2005 =Fri=
ホリエモンはやはり亀井静香の広島6区から。自民党本部で記者会見しての出馬表明だが、自民党の後任や推薦を受けずに無所属で立候補するそうだ。そうそう、郵政民営化では一致しても、どうみても君に自民党は似合わないよ。それにしても公職選挙法という法律、証券取引法などと違って、警察当局がその気になれば、ちょっとしたことで引っ掛けられる代物だから、警察官僚出身の亀井と争うには余程慎重にしないと。
もう選挙には出ないと宣言している妻のところにも、朝日新聞と時事通信から「今度は出ないのですか」と確認の電話が入った。まだデータベースには残っているらしい。
August 18, 2005 =Thu=
勤め先のショッピングセンターで、夏休みのイベントとして「お化け屋敷」をやっている。結構怖いという噂で、中学生が恐怖の余り嘔吐したり、先日は父親と一緒に入場した小学生の女の子がパニックを起こし、父親の手を振り切って駆け出して頭をどこかにぶつけ、スタッフがお見舞いに伺ったなどの騒ぎがあった。それでどんなものか一度見ておこうと、今日は少し暇だったので覗いてみた。何人もの人が亡くなった「廃病棟」という設定で、入場者はまず5分ほどDVD映像で廃病棟の中の不気味な映像を見た上、入り口に案内される。入り口で番号札順に並んで、一組ずつ中に入る。「手術中」のランプが点いた部屋のガラス扉に人間の手が張り付いていたり、病室のベッドに死体とおぼしき人形が寝ていたり、後ろ向きに座っていた看護婦(これも人形)が突然不売り向いたりするが、小中学生ならともかく、60台の人間には苦笑するしかない。後ろから足音がするので振り返ると、白衣を着た「お化け」(これは生身の人間)が追いかけてくる。「やあ、今日は」と声をかけると「お疲れ様です」とか言いながら引き返していった。
August 17, 2005 =Wed=
昨日の地震で東北新幹線のダイヤがめちゃくちゃになり、きょうはこれに信号トラブルも重なって、大宮から先東京まで線路が共通している上越・長野新幹線も大幅な遅れが出ていた。帰りの新幹線は大宮駅手前で30分も立ち往生。
小泉首相の郵政民営化反対勢力潰しがいよいよ本気らしい。同士討ちも覚悟というようにいわゆる「刺客」を送り込んでいる。それなら民主党が有利かというと、自民勢力内部の闘争に関心が行ってしまい、民主が霞んでしまう現象が起きている。ホリエモンこと
ライブドアの堀江社長まで自民党から出ると言う。この前の衆院選では民主党が堀江社長に声をかけたということだが、どうせ出るなら民主党の方がふさわしいのではないか。
August 16, 2005 =Tue=
昼前、ショッピングセンター3階のオフィスで仕事をしていると、身体が揺れるのを感じる。「あれ、地震じゃない?」という声。ゆっくりとした大きな揺れがかなりの時間にわたって続く。部屋の奥の大きな金庫室の扉がゆるゆらと揺れている。揺れが収まると、ショッピングセンターの運営に当たる社員がすぐに飛び出していく。店内で物が落ちて怪我をした人がいないか、エレベータやエスカレータで事故が起きていないかなど、この仕事では自分の身の安全ばかりを考えてはいられない。テレビの速報で震源は宮城県沖、東北地方では震度6のところまであったという。
August 15, 2005 =Mon=
60回目の終戦記念日は長野への出張。戦争の記憶の風化が言われているが、長野県で60%の購読率を誇る
信濃毎日新聞の本日付の社説を記録の意味でとどめておこう。
August 13, 2005 =Sat=
家の近く、スポーツジムに向かう道にあったコンビニが閉店したと思ったら、同じ場所に
カクヤスが出てきた。8日に開店したばかりだという。さっそく一番絞りの350ml缶2ケースを届けてもらうことにした。
珍しくジムに同行した妻が、ジムの後、小田急百貨店の屋上ビアガーデンに行こうという。屋上ビアガーデンというのは私が会社に入った40数年前頃には盛んだったが、最近はまったく行ったことがない。まだ冷房も一般的でなかったあの頃、会社を終えた後にビルの屋上で涼風に吹かれてジョッキを傾けると言うのがちょっとした贅沢だったが、今では夕方でもヒートアイランド現象が残るビルの屋上になど行かなくても、冷房の利いたレストランがいくらでもある。しかし、小田急百貨店の13階でエレベータを降りると昔ながらの屋上ビアガーデンがあった。中生を二つとつまみを頼み、柵越しに外を眺めると我が家が見える。たまにはこれもいいもんだ。
曇り空に少し青空も覗いていたが、追加のつまみを注文した頃から空模様が怪しくなってくる。従業員がテーブルにビニール傘を配り始めた。「降ってきそうなので、お使いください。」言葉どおり、それから10分もするとぽつぽつと降り出し、やがて急に本降りとなる。傘でどうになるような雨ではなく、客はみんな軒先に避難する。11階の催し場でビュッフェの版画を展示していると言うので見に行く。家にあるビュッフェのリトグラフと似たような絵があり、かなりの値がついている。ビュッフェといえば、私がまだ学生時代に彼の制作の様子を描いた映画をアートシアターで見た記憶があるから、その頃からすでに世界的な画家だった。亡くなったのは1999年。その間に膨大な作品を残している。静岡県の三島に
ビュッフェ美術館もあるそうだ。ビュッフェを見てからもう一度ビアガーデンに戻ると雨は上がっており、従業員が濡れたテーブルや椅子を拭いているが、軒下に移した料理などはもう片付けられている。支配人らしき人に、「お勘定は?」と聞くと「結構です。」傘だけ返してビアガーデンを後にする。
家に帰ると、遠くで花火が盛んに上がっている。新宿プリンスホテルのやや左側。この方向を延長すると晴海から台場のあたりになる。今日はたしか東京湾大花火祭が行われているはずだ。新宿から東京湾の花火が見えるのだろうか。次々に打ち上げられる花火の規模からすると、どうも間違いないらしい。
父の句に『遠花火見るには稲架
(はさ)が少し邪魔』というのがある。これにかけると、『遠花火プリンスホテルが少し邪魔』
August 11, 2005 =Thu=
郵政民営化に公然と反対してきた自民党の小林興起に対して、自民党執行部は前回兵庫県の比例区で当選した小池百合子をぶっつけると言う。亀井静香や綿貫民輔にも有力な対抗馬を立てるという。マスコミは小泉が「刺客」を送ったと大々的に報じている。一方、ここにきて次々と発表される世論調査では小泉内閣の支持率が軒並み上昇している。やはり予想していた通り、自民党内の郵政民営化賛否両派の戦いに注目が集まり、チャンス到来と思っている民主党は残念ながら埋没してしまいそうだ。それを見越してか、株も連日上がり続けている。小泉のパフォーマンス政治は今度も有効なようだ。それに引き換え民主党の方はまたもや小沢一郎あたりがしゃしゃり出てきているらしい。あとは、8月15日に小泉が靖国問題をどう処理するかが注目。
August 9, 2005 =Tue=
今の会社への派遣元の会社でのミーティング。私と同様な立場の人間、つまり親会社である商社の経理関係のOBで、子会社である派遣元との契約で別の子会社に派遣されている「アドバイザー」たちの月1回のミーティングがある。本来は先月に行われる予定が、ミーティングの後の懇親会に屋形船を予定していたのが台風で流れたので今日になった。出席してみると、昔の顔なじみが多い。ここで情報交換をしたり、税制改正などの新しい情報を得て、派遣先に持ち帰ると言う趣旨だが、やはり実質的に主な目的は顔を合わすことなのだろう。ミーティングが終わって屋形船までの間、昔所属していた監査部を覗いてみる。以前と違ってみんなかなり忙しそうだ。中には身体を壊してげっそり痩せた人もいる。
屋形船は勝鬨橋の麓あたりから乗船し、お台場まで行って停泊し、そこから還ってくるというお決まりのコース。今日の船は「
あみ貞(てい)」というところ。現役たちのOBへの気の遣いようも大変なものだ。
August 8, 2005 =Mon=
郵政民営化法案は予想より大きな差で参院本会議で否決され、衆院は即日解散された。これで8月30日告示、9月11日投票で衆院選が行われる。憲法第54条では、衆院が解散された場合は解散の日から40日以内に総選挙を行うことになっているので、9月11日なら40日以内に治まっているが、どうせならもっと早く選挙をやったらどうなんだろう。準備が間に合わないと言うこともあるのだろうが、実質的な選挙戦は告示を待たず解散の瞬間から始まる。選挙の期間が短ければ、それだけ費やされる資金とエネルギーは少なくてすむ。個々の候補者にとっては自分を訴える十分な時間が欲しいのだろうが、有権者は相対的に見てどうせ政党に投票するのであって、個別候補ではないのだから。
妻も出演することになっている9月3、4日の日比谷公会堂での
演劇は、主な配役が与野党の国会議員に割り当てられており、今日の解散で上演が微妙になるかとも思ったが、予定通り実施するらしい。まあすでにチケットの販売も始まっており、出演する政治家たちも支援者に入場を呼びかけているのだろうから、いまさら取り消すこともできないのだろうが、9月3,4日といえば選挙戦のまさに真っ最中だ。出演者は自民党より民主党の方が多い。そんなことをしていて大丈夫なの?
面白いのは今日の株価の動き。朝方から寄り付きで売り込まれ、大きく下げたもののたちまち反騰して、郵政法案採決直前には昨日終値を回復、ところが投票が始まったら再び大きく下げたが、秘訣が決まったとたんにまた反騰し、終値は大幅高となった。
小泉の靖国参拝やブッシュべったり姿勢は嫌いだが、郵政民営化には賛成。法案否決で誰の言うことにも耳を貸さず、自民政権崩壊の予測が大勢を占める中、背水の陣で解散に打って出る美学は、結構日本人受けするのではないだろうか。民主党が千載一遇のチャンスと言っているが、案外それほど甘くないのではないか。1980年6月、アテネに赴任中に本社から有名な副社長が出張してきた。ちょうど衆院選の選挙戦の最中で、大平正芳首相が演説中に倒れ、亡くなった。副社長は、これは大変なことになる。自民党が政権を失うかもしれないと心配していた。「だけど、日本人は変なところがあるから、同情票で勝つんじゃないですか?」と言ったら、「君は甘いよ」と叱られた。甘いって、別に自民党が勝つのを望んでいるわけではなかったが。しかし、結果は私の言ったとおり、自民党が大勝した。
August 7, 2005 =Sun=
日曜日の今日、テレビのニュースショーは参院本会議採決を明日に控えた郵政民営化法案の行方でもちきりだった。与党の造反者が18人を超えると法案は否決される。小泉総理は、法案の否決は内閣への不信任とみなして衆院を解散すると牽制している。解散、総選挙となれば自民党は分裂選挙となり、民主党にとっては政権奪取の絶好の機会となる。しかし、小泉総理は例外として、自民党の政権維持への執念はすざましいものがあるから、最後にはどんでん返しがあるかもしれない。今日の流れでは法案否決は確実になってきたようではあるのだが。
商社にいた頃の大先輩Sさんから手紙をいただく。最近、ある人から、些細な(といってもご本人は重大なことと受け止められているのだが)ことからお怒りを蒙り、その経緯に多少の関連もあるSさんに相談していた。その人は1ヶ月余り前、名誉毀損で法的手続きに入るとのメールを寄こしている。こちらも対抗上、公的機関の弁護士に二人ほど会って経緯を説明し、意見を聞いたが、とても名誉毀損などに該当するものではないとのことだった。その人がメールに激しい言葉を書き連ねれば連ねるほど、こちらとしては何かお気の毒な気持ちさえしているのだが。Sさんの手紙には「ご参考まで」として瀬戸内寂聴の本のコピーが2ページ同封されていた。
- 他人が怒ったら、気を落ちつけて、静かにしているがいい。それが愚人を制止する道だ。(インドの原始経典『相応部経典』より)
- 小人というは、いささか人のあらき言に即ち腹立して、恥辱を思うなり。大人はしかあらず。たとえ打ったりとも報を思わず。(道元の言葉、懐奘編『正法眼蔵随聞記』より)
こういう先輩はありがたい。心してご指導に従おう。
August 5, 2005 =Fri=
今の会社からは携帯電話を貸与されている。ショッピングセンターの運営会社という性格上、いつ何が起こるかわからないし、緊急時に対応できるようにと言う趣旨だ。それは分かるのだが、自分の携帯電話と二つをいつも持ち歩くのはどうにも億劫だ。聞いてみると、会社の携帯電話だけを持っていて、自分の携帯を持たない人も結構いるようだ。それで、伺いを立てて会社の携帯電話一本にすることにした。もちろん、私的利用は極力控えるという条件で。ただし、今までの携帯電話番号でかけてくる人もいるので、番号は変えたくない。そこでまず、会社から貸与された携帯番号を解約する。次に自分の携帯を機種変更と言うことで、会社から貸与された電話機に変更する。そして、自分の契約を会社の契約に変更する、というややこしい手続きをとる羽目となった。もっとも会社の近くにドコモショップがあるので一時間ほどで手続き完了。晴れてFomaユーザーとなる。何しろ今までの携帯は、充電器との接点の金具がおかしくなっていて、いずれ買い換えなければならない状況だから。だが、機種が違うと使い勝手が分からないことが多い。だいたい、解約に伴ってiモードが明日にならないと使えないのでメールも出せない。この辺もう少し何とかならないものだろうか。
August 4, 2005 =Thu=
午後から部下と二人で税理士を訪ねる。熊谷から3つ目の岡部という駅。深谷の次の駅だ。岡部には従兄がいるが、いつもは深谷から車で行くので、岡部の駅に降りたのは初めて。典型的な地方の駅で、改札は片側にしかない。反対側には葱畑が広がっている。駅を出るとこれまた典型的な駅前通で、駅の出口から幅広い道路がまっすぐに伸びている。駅前商店街という看板が出ているが、商店はところどころにしかない。夏の日差しが遠くまで続く道路に反射している。歩いて15分ほどと聞いていたので、歩いていくしかないだろうと強い日を浴びながら歩き出す。途中、道路わきに「氷」と書いた旗が出ている。少し時間が早いのでここで調整していこう。10畳くらいの真四角な建物で、壊れそうなテーブルが4つほどと、カウンターがある。ラーメン屋兼喫茶店兼氷屋というところか。カウンターに座って店主と話をしていたおじさんは、ようやく客が来たので用が済んだとばかりに出て行く。トイレは店の外に、工事現場の仮設トイレのようなのがある。「いちご」の氷を食べる。昔ながらの味だが、これで400円は少し高い。
10分ほど歩いて国道17号に出る。駅前よりこちらの方が店が多いようだ。国道沿いのモーテルの横を入ったところに会計事務所の看板が出ている。なかなか瀟洒な家だ。奥さんが「暑いところを良く来てくださいました。」と迎えてくれる。税理士は、去年、59歳で税務署を退職し、開業したとのことで、まだ60になったばかり。ご夫婦とも群馬の出身だとのこと。地方だけあって、西瓜だの水羊羹だの五家宝だのといろいろ出してきてくれる。
大宮から新宿への列車は、新宿駅でも一番東側かつ南側のホームに到着する。新宿西口から北へ帰る私にとってはこれが厄介だ。だが良いこともあって、本屋の紀伊国屋に近い。ちょうど今日で"Deception
Point"を読み終わった(最後に大きなどんでん返しがある。)ので、次の読み物を探そうと寄ってみる。6階の洋書売り場に着くと、もう閉店の「蛍の光」が鳴っている。あわててペーパーバックの売り場を探し、同じダン・ブラウンの”Angels
& Demons"を買う。外に出ると「←代々木駅300m、右:新宿駅→」の標識が出ている。そうだ、ここなら新宿より代々木が近いんだ。家は大久保に近いから、ここから歩いて帰ると中央線で2駅近くになる。それなら代々木から乗って大久保で降りようと代々木駅に向かう。暑い一日だった。
August 2, 2005 =Tue=
ある案件について弁護士の意見を聞いておく方がいいだろうということで、今日は営業担当者と東京駅で待ち合わせ丸の内の弁護士事務所に行く。弁護士とのアポイントが10時半なので、ゆっくりした出勤となる。
August 1, 2005 =Mon=
朝、まだ寝ている6時頃に玄関でピンポーンというチャイムの音。近くに住む息子が出勤前に何か用があって来たのか、だが彼なら鍵を持っているはずだし・・と思いながら玄関のドアスコープから覗くと誰もいない。誰かが間違って鳴らしたのか(私も以前、自宅が19階なのにエレベータを20階で降りて、一階上の同じ位置の家の鍵穴に鍵を差込み、扉が開かないのでおかしいなと思いながら部屋番号を見て「やばい。間違えた!」と退散したことがある。)と思っていると、外でさっきと同じビンポーンの音が聞こえる。またドアスコープを覗くと、左手の方から黒っぽいロングドレスを着た女性が出てきて廊下を我が家と反対方向、エレベータホールの方に歩いていく。エレベータホールを通り過ぎ、廊下の突き当たりの家でまたチャイムを鳴らしている様子。変な女がいるなと思い、部屋に戻ってしばらくすると、今度は我が家のドアをノックする音。頭にきて、いたずらなら人がいることを知らせれば逃げ出すだろうと、「どなたですか?」と言って鍵を開ける。その途端、女はドアを外から開けようと引っ張る。これにはこっちも驚いた。ドアの取っ手は押さえていたのですぐにまた鍵をかけたが、それでも相手はドアを引っ張り開けようとしている気配。「誰ですか?」と今度はわれながら上ずった声で二度ばかり呼びかけると、「失礼しました。」といってようやく去っていく。ドアスコープ腰なので顔や年齢も分からないが、中肉中背で感じでは40歳くらいか。もしかすると頭がおかしいのかもしれないが、服装はきちんとしているし、外部から入り込んだのではなさそうだ。念のため、コンシエルジェに電話して事の次第を告げると、警備員が見回りに来てくれたが、18階から20階まで見てみたけれど不振な人物は見かけなかったとのこと。まあ300戸もあれば色んな人がいるのかもしれない。
夕方は熊谷のホテルサンルートで私と前任者の歓送迎会。親会社からも担当ユニットのリーダーと担当者が出席。前任者はこの会社のプロパー社員一期生で、会社の初期からずっと知り尽くしてきた。歓送迎会といってもやはり主役は送られる方だ。社長はじめ、親会社出身組は9時過ぎの新幹線で引き揚げたが、地元のプロパーの人たちは二次会、三次会と遅くなったようだ。
当月の日記へ