Diary


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February 29, 2008 =Fri=

四年に一度の閏年だが、2月29日は「ニンニクの日」だとか。大蒜は結構好きで、スーパーマーケットで売っている大蒜を紫蘇や味噌と合わせたのを買ってきたりするし、スペイン料理で熱いオリーブ油の中に刻んだ大蒜が浮いていたりすると嬉しくなる。ニンニクを大蒜と書くのは、40年以上前に腎臓結石で入院していた時に読んだ、大江健三郎の「万延元年のフットボール」の一節で知ったのだった。四国の田舎の「倉屋敷」に帰ってきた「僕」が、村の住職と、妻が作った大蒜入りのちまきを食べ、『未来映画の怪獣の火炎さながらに大蒜の匂いを吐きちらして倉屋敷に向った。』なぜかこの文章を記憶しているのだが、時間ができたらもう一度最初から読み返してみたい小説だ。だが、落ち着いて小説を読む習慣を失いつつあるのは、時間のせいだけだろうか。

今日は一段と暖かい。天気図では等圧線が横縞になっている。つまり南に高気圧、北に低気圧があって、等圧線は東西に伸びている。だから南風が吹く。春の天候パターンなのだそうだ。
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February 28, 2008 =Thu=

今年の冬は、地球温暖化とは裏腹に、というか逆に温暖化の影響もあるのかもしれないが、寒い日が多かった。しかしここに来てだいぶ暖かい日が続くようになってきた。顔に吹く風は春を感じさせるものの、西新宿のわが家の周辺では季節を実感させてくれる自然の恵みは見当たらない。むかし、町田の住宅街に住んでいたときには、寒い夜、犬を散歩に連れて行くと真冬の風の中にもどこかの家の庭から梅の香りが微かに漂ってきて、春の近いことを感じさせてくれたものだった。都心の生活は便利は便利だが、そうした四季の移ろいを先取りする五感の働きは希薄にならざるを得ない。いまのところ、それでも便利さの方を優先させる生活に固執しているのだが・・・
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February 25, 2008 =Mon=

いま手がけている仕事の一環で、習志野にあるリサイクルセンターを訪ねた。容器包装リサイクル法という法律があるのだが、これに基づいて各地方自治体が一般家庭から回収したプラスチックごみをリサイクルのために収集、選別する施設だ。このリサイクルセンターでは、運ばれてきたプラスチックコごみの袋を破砕し、中身をベルトコンベアに載せ、人手で不純物を選り分ける。不純物と言うのはプラスチック以外のごみとリサイクルに適さないものをいう。金属類のうち鉄のものはコンベアに設置されたマグネットが取り除くが、アルミなどは手で選別する。鋏や刃物も混ざっている。中には注射器などの危険物もある。作業する人たちは手袋を嵌めているが、それで大丈夫だろうかと心配になる。金属類は資源として売却できるそうだ。不純物を取り除いたプラスチックごみは、200kg程度にまとめ、圧縮して包装・梱包される。これが、いま手がけている事業の原料になる。その事業では、プラスチックごみをペレット化し、それを射出成型してある製品を製造する。もちろんその製品の売上が収入になるのだが、プラスチックごみの再生処理を行うことにより受け取る処理サービス料がメインの収益となる。この会社の経理システムなどを立ち上げる手伝いがこちらの仕事だ。
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February 23, 2008 =Sat=

昨夜は芋焼酎をロックで飲んだのだが、だいぶ飲みすぎてしまったらしく、今朝起きると家中が酒臭いと妻からクレームがつく。そこでスポーツジムで汗を流し、身体からアルコールを蒸発させるべく努める。このスポーツジムもあと1ヶ月余りで閉鎖となる。ここがオープンしたのは33年前だから、昨日送別会をやった会社が創業したのとほぼ同時期だ。最近は週三日勤務であることを利用して、休みの日にはほぼ毎日このジムに通っている。通っているとジムでの行動にも一定のパターンができてくる。まず体重と血圧を測った後、ランニングマシンで1時間。といっても1時間を走り続けるだけの体力は無いので、時速8.5kmの軽い駆け足と時速6.0kmの速歩を繰り返す程度。その後はフィッティングマシンをいくつか回ってもう一度体重を測る。その日の運動量にもよるが、だいたい0.8~1.0kgくらい体重が落ちる。それから隣接のプールへ。ここでは我流のクロールと平泳ぎで25mプールを3~4往復。以前はアクアサイズ(水中エアロビ)に参加していたのだが、これだと特定の時間に行かなければならず、億劫になってやめた。プールの隣にマッサージプールがあり、これがなかなか気持ちいいので一周する。それから風呂場へ。シャワーで身体を洗った後、サウナに6分と冷水浴に1分、これを2回繰り返し、その後大浴槽へ。このジムは古いだけあって会員も年配者が多い。年配の会員たちの中には、フィットネスルームやプールには行かず、浴場に直行する人たちも多いようだ。私もこの浴場は気に入っていて、将来身体が動かなくなっても浴場を利用するためだけでも会員を続けようと思っていたのだが、まさか閉鎖になるとは。
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February 22, 2008 =Fri=

去年10月まで勤務していた会社のHさんが、同社への出向を終えて親会社に戻ると言うので、その送別会にジョインした。渋谷・宮益坂の「えんじん」という店。この会社、昨年親会社の方針で10月に兄弟会社と合併したが、本来は30年以上の歴史のある会社なので、合併で消滅したのを機に社史を発行することになり、いまだにその文章の添削を手伝っている。
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February 17, 2008 =Sun=

今年も鉢植えの白い蘭が開いた。3年前に母が亡くなったとき、娘の嫁ぎ先から贈っていただいた花だが、同じ年の6月に妻の母が亡くなったときに頂いたものと二つ、毎日水をやっていると、毎年この時期に花を付ける。花は長くもつのだが、一昨年は3月2日、去年は2月12日のDiaryにこの蘭の写真を載せている。仏壇も無い我が家で、この花がその代わりをしている。
February 10, 2007 =Sun=

昨日予約しておいたスペイン料理店は、わが家から歩いて10分ほど。職安通りに面した「カサ・ベリヤ」。一階にコンビニエンスストアがあるビルの二階にあるのだが、二階に続く階段がレストランがあるとは思えない怪しげな感じで、二階には「レンタルルーム1時間2000円」などという看板の出ている部屋があったりするから、初めて連れてこられた若い女性などは尻込みするかもしれない。だが郵便受けを見ると、このビルは税理士事務所が6~7軒あったり弁護士事務所も入っているなど、オフィスビルと言っていい。この店を紹介してくれたのも、妻と同業の税理士のKさん。Kさんはもう70代半ばだが、以前は妻と共同の事務所にしていたこともあり、町田に住んでいたこともあって妻が市会議員をやっていた頃には税理士後援会の代表をやってくれていた。Kさんは昔、このビルに事務所をもっていて、今もこの店の顧問税理士をやっているそうだ。

今日も6時という早い時間に予約していたが、仕事で遅れる妻より一足先に店に着くと、もう7~8人の家族連れらしいグループが席についている。予約時にはカウンターしか空いていないとのことだったが、「8時までならテーブルをお使いください」というのでテーブル席に座る。妻を待つ間、アペリティフにティオ・ペペを頼む。オープンな厨房には5~6人の料理人兼ボーイ達がいる。まだ客は少ないのに急がしそうだ。店は余り広くはないのだが、テーブルはかなり間隔を詰めて30席くらいはあるだろうか、それにカウンター席も5~6席ある。見ていると、次々に電話がかかってくる。ほとんどが今晩の予約を求める電話だが、すべて「申し訳ありませんが・・・」と断っている。中には「来週の○曜日ですか。8時過ぎならご用意できますが。」と答えるケースもある。いずれにせよ、かなりの人気店のようだ。

メニューにはコースは載っていないが、「コースは?」と聞くと、「4000円で、サラダ、生ハムのクナッペ、マッシュルームのオリーブオイル焼き、スペインオムレツ、パエーリャ、デザートのコースがご用意できます。」とのこと。追加料金を払って、生ハムのクナッペをハモン・イベリコ(イベリコ豚の生ハム)に変えてもらう。飲み物はサングリアのデカンタ。パエーリャはイカ墨が人気のようだが、私はイカが苦手なので普通のサフラン味にしてもらう。この中では、イベリコ豚の生ハム(これは値段が高いだけあって当然だが)とマッシュルームのオリーブ焼きが素晴らしい味だった。サングリアもなかなか美味しく、これならまた来てもいいと正直思った。

食事を終えたのは昨夜と同じ7時半くらいだが、昨夜と違って今晩は店はもう満席になっていた。途中、予約なしに来た人たちもいたが、「申し訳ありませんが・・・」と断られていた。ちなみに、この店も昨夜の「デカメロン」と同じく、開業して37年になるそうだ。
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February 9, 2008 =Sat=

妻が税理士仲間から聞いてきた情報で、家から歩いて10分くらいのところに評判のいいスペイン料理店があるというので、予約を入れてみた。ところが今日は満席とのこと。明日の日曜ならカウンターでよければご用意できます、とのことで明日行くことにした。今夜は外食のつもりで用意していなかったので、さてどうしようかとなり、歌舞伎町にまだ行ったことのないギリシャ料理店があるのを思い出した。新宿区役所近くに出かけている妻と連絡を取って、いつも行く100円ショップで待ち合わせ。着くと妻は大きな袋を抱えている。何でもこの100円ショップでセールをやっていて、タオルなどが特別に安くなっているのだそうだ。その100円ショップのロゴの入った大きな包みを抱えたまま、歌舞伎町のネオン煌く街へ。

目指すのは歌舞伎町のシネマコンプレックスから少し新宿駅よりにある「西洋酒場・デカメロン」。都内にギリシャ料理店は数えるくらいしかない。今まで行ったのは、今はなくなってしまった六本木の「ダブルアックス」、渋谷の「エーゲ海」、神宮前の「スピローズ」、そして六本木の同じく「スピローズ」。ところがヤフー・グルメか何かを検索していたら、わが家からすぐ近いこの「デカメロン」が見つかった。だが、今まで何となく行きそびれていたのだ。歌舞伎町には他にももっと奥のほうにもう一軒ギリシャ料理店があるのだが、先日その前を通ったら休みの札がかかっていた。たまたまの休みとか廃業したとかではなく、「何月何日にまたお会いしましょう」といった看板が出ていたので、長期の休業中なのかもしれない。

で、けばけばしいネオン街の中にしては目立たない「デカメロン」の看板を見つけ、急な階段を登って二階の店に入る。中は思いのほかどっしりとしたクラシックな雰囲気。地域柄、6時ではまだ客は一人もいない。グルメピアのワンドリンクサービスのクーポンを持ってきていたので、ウゾとグラスワインを注文する。コースメニューもあるが、アラカルトメニューから、ギリシャサラダ、スブラキ、ムサカ、タラモサラダ、タラのビール衣揚げ、ハルミチーズなどを注文。

店員に聞いてみると、この店は37年になるそうだ。ということは、われわれがギリシャにいた頃にはもう歌舞伎町にあったことになる。私は東京の生まれだが、戦後すぐに大阪に移ったので、われわれはギリシャから帰ってきて初めて東京生活を始めた。社宅が西武新宿線沿線だった関係で、帰国時に会社が用意してくれたのは歌舞伎町の新宿プリンスホテルだった。大阪から出迎えに来てくれていた両親と一緒に、われわれと、まだ小学生になる前の子供たちとで、帰国後初めての夜にホテルの周りを歩いた。東京人である両親も、戦後の歌舞伎町に関してあまり知識は無かったようだ。街のあちこちで、大きな海老を塩焼きにして売っていた。スペインを旅行した時を思い出しながら、みんなで歩きながら海老を食べた。翌日、会社でその話をしたら、「あんなところ、夜中に

先日、六本木のスピローズでも感じたのだが、現在の日本のギリシャ料理店の料理は私たちのイメージからははるかにかけ離れた、ソフィスティケーテッドなもの。私たちのイメージするものと言えば、30年前のギリシャで、野外レストランや屋台のような店で食べた至極素朴なものだった。素朴なままではこの日本ではお客を集められないのだろうが。勘定は、料理にハウスワインのデカンタを加えて二人で8000円と少し。良心的な価格設定といえるだろう。

われわれが食事を終える頃になって、やっと若いグループ客が入ってきた。店が賑わうのはこれからだろう。外に出ると冷たい雨が降っている。15分ほど歩いて家に帰り着く頃には、雨が雪に変わっていた。
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February 3, 2008 =Sun=

東京にこの冬二度目の雪。今日も朝から五番町へ。妻は昨夜から泊り込んでいる。今日は本格的に積もりそうだ。子供たちもベランダの窓から珍しそうに雪の降るのを眺めている。
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February 2, 2008 =Sat=

今日も五番町の娘の家で双子の世話。というか、孫たちに離乳食を与えたあと、彼らをベ乳母車に乗せて15分ほど歩き、ホテルニューオータニのThe Skyでビュッフェランチを食べるのが目的。ニューオータニ本館17階にある回転式展望レストランで、和・洋・中華のビュッフェをやっている。この回転式レストランは外からはよく眺めるが、中にはいったのは今回が初めて。娘は家が近いこともあってよく利用するらしく、勝手を良く知っている。奥のほうに行くと衝立で仕切った席があり、ここだと乳母車のまま入ってそのまま彼らを乗せておけるし、他の人たちにもあまり迷惑にならない。ビュッフェと言っても、寿司、天麩羅、鉄板焼きなど、それぞれ専任のシェフが目の前で作ってくれるし、材料もいい。デザートには数種類のアイスやシャーベットから好きなものを取れるのだが、マンゴシャーベットが美味しくて、4個もお代わりをしてしまう。これではスポーツジムでいくら汗を流しても帳消しにされてしまいそうだ。

ホテルからの帰り道、四ッ谷駅からいつもの線路沿いではなく、一本南の道を通ったら番町小学校に出る。むかし、番町小学校→麹町中学→日比谷高校→東京大学→大蔵省と言われたエリートコースの出発点だ。今は学区制の関係でそんなことはなくなったが、それでも越境してこの小学校に子供を入れたがる親もいるそうだ。この学校、娘の家からは5分もかからない距離。だとするとこの子達もここに通うのだろうか。
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