Diary



October 31, 2009 =Sat=

六本木一丁目泉ガーデンの住友会館で大学のESSの同窓会。一昨日のペニンシュラと負けず劣らずの夜景だ。今回は欠席するつもりだったが、この方から強くお誘いをいただいたのと、明日からの予定だったヴェトナム出張が一週間延びたこともあって参加した。地下鉄の改札を出たところで、思いがけずパナマで一緒だったT氏とばったり。彼もこの同窓会に出席するという。T氏は当時、S銀行(同じ関西系だが28日のDiaryで悪口を書いたS銀行とは別の方の)パナマ支店長だったが、彼が同じ大学の後輩だということは知っていたものの、ESSでも同じだったことは互いに知らなかった。同窓会では下手をすると出席者のうち2番目の高齢者と言うことになるかと懸念していたが、幸い?にして4番目。一番の高齢者と今年卒業の新人との年齢差は51歳。半世紀の隔たりがある。
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October 30, 2009 =Fri=

新宿ピカデリーでマイケル・ジャクソンの"This is it"今年6月25日に突然亡くなったキング・オブ・ポップスが、1ヶ月後に予定していたロンドン公演のリハーサルを死の数日前まで続けていた、そのリハーサルの様子をドキュメンタリー映像にしたもの。正直言ってこれまでMJの歌やショーを見たことがないので、ファンには申し訳ないがこの映画を観ていて少々眠気に誘われた。だが、MJといえばスキャンダルのことしか知らなかった者にとって、彼の、公園に臨む真摯な態度はやや意外だった。
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October 29, 2009 =Thu=

ペニンシュラ東京の最上階フロア・Peterを借り切っての社内懇親会。400人近い社員の90%近くが出席している。この会社、いつもは年2回くらい、全社員の懇親会を開いているが、サービス提供先の親会社の部長連中も出てくる。ところが今回は「社員の、社員による、社員のための懇親会」ということで、親会社の人間は呼ばず、若手の正社員が企画し、会社はスポンサーとしてお金だけ出すというもの。親会社の執行役員でもある社長が大盤振る舞いを決断したらしい。まあ、こちらは個人的事情だが飲み会が三日連続となり、休肝日が必要になってきた。
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October 28, 2009 =Wed=

日銀本店の裏、日本橋室町ビルにある東レ社員クラブで、松戸会の幹事会。むかし、税務関係の仕事をしていた商社やメーカー、銀行などの担当者と当局側の人たち(今はほとんどが税理士になっている)とで年に3回ほど集まっている会で、日本租税研究協会の事務局をやっていたHさんが中心の会。11月末に早めの忘年会を予定していて私が会員への連絡係をやっているのだが、今回はその私自身がイランへの出張のため出席できないし、Hさんに次ぐ中心メンバーであるM物産出身のIさんも会社のOB会と重なったとかで欠席。登録メンバーは現在36人だが、11月の忘年会の出席者は20人も行かないだろう。病気で欠席と言う人も多いが、みんな年齢が高くなるばかりなのだからそれも仕方ない。で、今日はMさん、Iさんを含め6人で集まる。幹事会と言ってもまあ会って一杯飲もうというのが目的。会社のOB会などは次々新しいメンバーが入ってくるが、こうした会は年々人が少なくなってくる。

一昨日から日経新聞夕刊の11面の「人間発見」というコラムに「金融で貧困をなくしたい」と題して、栃迫さんと言う人を紹介している。初回のリード記事では「社会の底辺層も金融機関を使えるようにすることで、世界の貧困を解消したい・・・として日本の銀行に27年間勤めた後に、2003年、米ワシントンDCで起業。これまで金融機関に相手にされなかった低所得者層に国際的な金融サービスを提供するMicroFinance International Corporation (MFIC)を立ち上げた。」と紹介されている。珍しい名字だが、どこかで聞いたことがあると思いながら思い出せずにいたのだが、今日の記事で「ああ、彼のことか」と気が付いた。1988年のパナマ危機の際、東京銀行パナマ支店にいた栃迫さんだ。若いがしっかりした人だという印象があった。当時、支店長同士の付き合いが主体で、他社の若い人たちとはあまり深い付き合いはなかったので、彼のこともそれほど知らなかったのだが、記事によればパナマに来るまでにメキシコで語学研修、ついでエクアドル中央銀行勤務、さらにペルー勤務を経験している。これらの国で貧困にあえぐ人たちを目の当たりにしたことが、後に中南米の出稼ぎ労働者たちが故郷に送金するのに便宜を図る今の会社の設立につながったという。

そういえば、あの頃の東京銀行には特色のある人が多かった。栃迫氏がパナマにいた頃の同行支店長は、今でも手紙のやり取りがあるが、奥さんと二人の名を冠した私的財団を立ち上げ、自分の赴任先を中心に貧困国の少年少女に奨学金を提供し、その子供たちの何割かを養子・養女に迎えている。アメリカによる経済制裁でドル経済のパナマからドル札が消え、銀行もすべて閉鎖されてみんなが困っていた時に、東京銀行の支店次長は日本企業の駐在員に電話をかけ、「すこしならドル現金のご用意ができます。銀行が再開されてから口座から落とすことで結構です。」と超法規措置をとってくれた。同じころ、関西系のS銀行は、われわれの問い合わせには「ドル現金はありません。」としていながら、何かの用で出向くとたまたま大使館関係者にドル現金を手渡しており、「こっちにも寄越せよ」というと支店長がバツが悪そうに「他には黙っていてください。」と言いながら少しの現金を渡してくれた。この銀行は後に、どういう事情か、関係者にあいさつもないまま、ある日突然パナマからいなくなる。もっとも皮肉なことに今は東京銀行もこのS銀行も同じ銀行になってしまったが・・・
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October 27, 2009 =Tue=

かつて商社で海外店の経理統括業務をやっていた頃、仲間に二人のワタナベ君がいた。漢字で書くと少し違うのだが、普段の服装の好みから一人は派手ナベ、もう一人は地味ナベと呼ばれていた。派手ナベ君は私より7歳下、地味ナベ君は9歳下だが、頼りない先輩である私を慕ってくれていた。地味ナベ君はその後監査の仕事に移り、私も最終的に監査に移ってまた同じ仕事をすることになったが、彼はニューヨーク勤務のあと早々と会社を辞め、横浜で悠々自適の生活に入った。一方、派手ナベ君は私がパナマに赴任したのと相前後してエクアドルに転勤し、その後アルゼンチン勤務を経て帰国、今年定年を迎えたが、私と同様子会社に勤めている。地味ナベ君の弟さんは名の知れた芸術家だし、派手ナベ君の娘さんはベラルーシでバレエの修行を積みバレリーナとして活躍している。

二人のワタナベ君とは今も年一回位は一緒に飲んでいるし、派手ナベ君の方は会社関係の会合で会う機会もある。この日曜日、ふと地味ナベ君の顔が浮かび、どうしているかなと思っていたところ、昨日、派手ナベ君から電話がかかってきた。地味ハベ君から彼のところに電話があり、私と三人で飲みたいと言ってきたとのこと。来週は海外出張になるかも知れないし、今週は明日(つまり今日の火曜日)しか空いてないよと答えると、彼は早速地味ナベ君と連絡を取り、今夜新有楽町ビルの「旬さがみ」に場を設営してくれた。

現役の派手ナベ君はもちろん、土いじりをしているという地味ナベ君も日に焼けて元気そうだ。久しぶりに昔の仲間と酒を酌み交わすのはいいものだ。
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October 20, 2009 =Tue=

会社から新宿センタービル最上階の「つきじ植むら」に直行。妻が日ごろお世話になっている、新宿の税理士会の重鎮であるS先生と会食。非常に律儀な方で、10分前に着いたら先方はもう部屋で待っておられる。招待者である妻の方が遅れているので、「今日は暑いからどうぞ上着をお取り下さい。」というと、「いえ、私は上着を取るのは乾杯が済んでからと部下に指導しておりますので。」と返された。先生によれば、このセンタービルの「植むら」は、「日本で一番高い日本料理屋」なのだそうだ。もちろん、高いのは値段のことではなく、高さ(53階)のことなのだが、誘う相手に「日本で一番高い料理屋に連れて行こう。」と言うと、」大概は値段のことだと思って目を白黒させるそうだ。S先生は「日韓友好税理士連盟」の会長をされているのだが、来月ヴェトナムに行くというと、「ヴェトナムにも税理士制度ができたので、もし機会があればむこうの税理士会の会長に会って友好税理士連盟をつくる気がないか打診してみて」とのこと。仕事で行くのだからそんな機会はないだろうし、だいいち私自身は税理士でも何でもないのだから、ただの話の綾だろうと思っていたら、あとで本当にヴェトナム税理士会の会長の名刺をファックスで送ってこられた。
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October 19, 2009 =Mon=

来月は月初にヴェトナム、月末にイランと、二つの出張が重なる。ヴェトナムにはTさんという女性、イランにはS君が同行するが、その二人と彼(彼女)らの上司、ほか関係者とで顔合わせを兼ねた懇親会を丸ビルのパパイヤ・リーフで行った。Tさんは初めての海外出張、S君はナイジェリアにしか出張したことがないとのことで、私の役割はいつもの通り若い人たちの教育係。と言ってもこの頃の若い人は英語もうまいし物おじもしないので(2月にマグレブに同行したO君は帰国子女で英語は母国語なみだし、先月アフリカに同行したO2君はカリフォルニアの大学卒)、まあ私の役割は先方に失礼にならないよう見守る程度かも知れない。いずれにせよ、こうした若い人たちと仕事で付き合っていると、何やらこちらまで若いと錯覚してしまうこともある。
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Ocober 16, 2009 =Fri=

昔の同僚の一人が陶芸の個展を開き、それを見に行った仲間で有楽町の「庄屋」に集まる。毎年の催しだが、私は別の用事があったため個展の方は失礼して「庄屋」の方に遅れて参加。70代が3人、60代が3人という取り合わせで、私を含め60代の3人はいずれも半現役だ。以前は酒豪揃いだったのだが、流石にこの歳になると酒は一杯だけで切り上げる人など、みんな体を労わっている。だがそれなりに皆さんお元気な様子。
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October 12, 2009 =Mon=

新宿ピカデリーで「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」を観る。原作は太宰治の短編だが、根岸吉太郎監督の映画は、原作を丁寧になぞりつつ、これに心中失敗に至る太宰の実生活や、女主人公の初恋などを加えて、最後には小説と同じに「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。」という科白で締めくくるという手法をとっている。映画はもちろんカラー作品だが、昔のようなざらざらしたモノクロ画面が相応しい映画だな、と思って見ていたら、案の定、最後の場面でモノクロに転じてクレジットタイトルとなる。
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October 10, 2009 =Sat=

広島・長崎の両市が2020年オリンピック招致に名乗り。2016年は東京が無様に敗れたばかりだが、少なくともこの広島・長崎共同開催の方が大義名分があることだけは確かだ。2020年といえば、世界131ヶ国の2400余りの自治体が参加する「平和市長会議」が核廃絶の目標として掲げた年だ。昨日はノルウェーのノーベル平和賞選考委員会がオバマ米大統領の受賞を発表したが、その受賞理由の一つが「核なき世界」を目指すと明言した今年4月のチェコでの演説にあることは明白だ。独裁者知事による失政隠しのためのオリンピック招致とは一線を画している。ただ、原爆被災者の中にはオリンピックというお祭り騒ぎに違和感を覚える人もいるだろうし、また広島・長崎で1945年を生き延びた人たちの何人が2020年を迎えるだろうかと考えると複雑な思いもある。
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October 4, 2009 =Mon=

昨夜のテレビは先月行ったばかりのコペンハーゲンを映し出していた。2016年のオリンピック開催地はリオ・デ・ジャネイロに決定。東京でなくて良かった。東京へのオリンピック招致を望んでいた都民なんて3分の一もいなかったろう。だいたい2008年に北京でオリンピックが開かれているのに2016年にそのすぐ近くの東京なんて常識で考えればあり得ない。それを新銀行東京の失敗から目をそらす目的で、あの独裁都知事が勝手に150億円もの税金をつぎ込んで言い出したのが2016年五輪の東京招致だ。南米大陸初のオリンピックを掲げるリオと比べれば、まったく大義名分などない招致運動だった。
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October 1, 2009 =Thu=

昨夜、ドバイから関西空港経由羽田に到着。今日は会社に出社。出張中ずっと激しい咳が続いてよく眠れなかった。熱はないのでSwine Fluではないと思っていたが、時節柄、飛行機の中で咳きこんだりすると白い目で見られる。今日、帰りに三越診療所に寄って診てもらったが、やはりインフルエンザではなかった。一応咳止めの薬は出してくれたが、今でも時々喘息のように咳きこむことがある。ということもあって、今回の出張は結構体力的に大変だった。だが、出張中に来月の出張予定もほぼ固まっていた。今度はヴェトナムとイランだって。やれやれ。
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